高血圧のお薬の副作用としての歯肉増殖症

投稿者 okabeshika on 2月 11, 2022

歯肉増殖症とは、

文字通り、歯肉が増殖する病気です。

代表的なモノとしては
ダイランチン歯肉増殖症があげられます。

ダイランチンとは、抗けいれん剤で、
半分ぐらいの人に発症すると言われています。

ただ、ダイランチンを服用されている方が、
そんなに多くないので頻度は高くはありません。

また、降圧剤の副作用として発症する場合があります。

発症する割合は低いのですが、
関連する抗圧剤を服用されておられる患者さんは、
たくさんおられるので、時々遭遇します。

(歯肉増殖症×画像で検索してみてください。)

 

降圧剤の種類としては、

1:血管を広げるものとしては

 ★カルシウム拮抗薬(何を隠そう、私も服用しています・・・)

 ARB、ACE阻害剤

2:血液量を減らすモノとしては、利尿薬があります。

この中で、カルシウム拮抗薬の副作用として、
歯肉増殖症があります。

 

代表的な薬剤としてニフェジピンがあり、
ニフェジピン歯肉増殖症といわれた時期もありました。

発症するメカニズムは


カルシウム拮抗薬→カルシウムの細胞内への流入阻害
→コラーゲンの分解が抑制されるて蓄積する
→歯肉が増殖する、です。

 

対応策は、適切な歯周病治療につきます。

(できるだけ早い時期からの開始した方が良いそうです。)

完治しない場合は、歯肉切除を行う場合もあります。

どうしても、繰り返す場合は、内科の先生に、薬の変更を
お願いする場合もありますが、変更困難な場合が多いです。

とりあえず、今服用されている降圧剤の種類を
ご確認ください。

鏡でご覧になっていただき、
腫れているようなら、
一度、歯医者さんに、ご相談ください。

石川県金沢市 おかべ歯科医院
歯科医師・院長:岡部孝一
公益社団法人 日本口腔外科学会 指導医・専門医、医学博士