原因とセルフケア
原因としては、
などがあげられます.
例えば
猫背も、顔を前に出すと、顎の位置が変化し、顎に負担がかかります.
スマートフォン・パソコンの操作や
編み物などの細かい作業も原因・誘引になります.
また、
スポーツ、楽器の演奏バイオリンなども.
ストレス
習慣的な歯ぎしり や 食いしばりを誘発します.
★TCH
Tooth contacting habit 歯の接触の癖
上下の歯を習慣的に接触させる癖
食べている時以外の上下の歯の接触でも、
長時間にわたると筋肉が疲労し
顎関節への負担がまします.
食いしばりとは強い力でかみしめることです.
TCH:強い力をともなわないが長時間行うことであごに負担をかけます.
痛みのある患者さんの50~70%がTCHをもっています.
これがあると、顎関節症は、なかなか治りません.
実践セルフケア術
①TCHをしていることを、まずは自覚して下さい。
無意識に行なっていることが多いです.
まずは、あごによくないことを知って下さい.
当院では、
「歯をはなす」と書かれた付箋をおあげしています.
TCH改善にお役に立てればと思っております.
②開口訓練
人差し指を下の歯の前歯
親指を上の前歯にあて力を加えて口を開ける
無理は禁物ですよ.
少し力を入れて、そっと、こじ開ける感じです.
1日数回、一回につき10回程度、行って下さい.
当院では、顔の筋肉のストレッチも、
ご指導しております.
③筋肉をほぐす
側頭筋、咬筋を、手のひらで、やさしく、ゆっくりと
ほぐして あげてください.
くび、顔、肩なども筋肉も.
④生活習慣を見直す
ほおづえをつく
うつ伏せで寝る
などを改善して下さい.
2019年6月5日放送の
きょうの健康「顎関節症のセルフケア」を
参考とさせていただきました.