歯医者さんで撮影するレントゲンは大丈夫です。

投稿者 okabeshika on 3月 21, 2022

歯医者さんで撮影するレントゲンは大丈夫です。
まず問題ありません。説明いたします。

レントゲンを撮影する理由

そもそも、レントゲンを撮影する理由は何なんでしょうか。

むし歯の診断

むし歯があるのかないのか。
あるとすれば、深さは?
根の神経(歯髄)に近いのか遠いのか。
骨の近くまで及んでいるのかどうか、
などを診断します。

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 歯を支える骨

歯周病は歯を支える骨がなくなっていく病気です。
歯槽骨と言います。
その状態で、歯周病の進行度を診断します。 

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根の先端の病巣

歯の根の中(根管と言います)のバイ菌が原因で、
歯の根の先端に、病巣を作る場合があります。
病巣の位置、大きさ、
根の治療ができそうか、などを診断します。
根の治療の終了時にも撮影します。

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歯の破折

歯には、毎日、毎日、噛むたびに強い力がかかります。
それにより、割れる場合もあります。
亀裂程度では、なかなかレントゲンでうつらないない場合もありますが、
歯の根の破折の診断にはレントゲンが有用です。

親知らず

親知らずを初め、骨に埋まっている歯の診断には
レントゲンは不可欠です。
埋まり具合、歯の周りの骨の状態、根の曲がり具合
抜歯の難しさなどを診断します。

 

放射線の被曝について 

歯科でのレントゲンの種類

 

日常の臨床で、よく撮影するのは、次の2種類です。

デンタル(2歯程度)

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パノラマ(顎の骨全体)

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レントゲン被曝量の単位について

放射線の量を表す単位は、何種類かありますが、
人体への影響を表す単位としては
mSv(ミリシーベルト)
が一般的に利用されています。

自然放射線

放射線医学総合研究所の「放射線被ばくの早見表」より
われわれは毎日の生活でも、自然と放射線を浴びています。

年間で
宇宙から:0.30ミリシーベルト
大地から:0.33ミリシーベルト
建物から:0.48ミリシーベルト
食物から:0.99ミリシーベルト
日本人の年平均被曝量は2.1と言われています。

 

さて、
歯科のレントゲンの被曝量と言うと。

デンタル撮影:0.01ミリシーベルト
パノラマ撮影:0.03ミリシーベルト
当院のレントゲン装置は
デジタルなので、さらに1/2~1/10となります。
パノラマは半年から1年に一枚
デンタルも1年に数枚~せいぜいで10枚です。
自然放射線と比較して、まず問題ない量です。

ちなみに
胸のレントゲンが0.1弱ミリシーベルト程度、

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CT検査が10ミリシーベルト程度です。

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日本は唯一の被爆国です

東日本大震災でも、多くの被害が出ました。
レントゲンに対して、不安を持たれるのは、
やむをえないことだとは思います。

ただ、歯科のレントゲンに関しては、
心配する必要はないと思います。

疑問、質問がございましたら、
なんなりと、お声かけ下さい。

石川県金沢市 おかべ歯科医院
歯科医師・院長:岡部孝一
公益社団法人 日本口腔外科学会 指導医・専門医、医学博士