妊婦さん、授乳婦さんへの歯科治療

投稿者 okabeshika on 3月 20, 2022

妊婦さん、授乳婦さんへの歯科治療
マニュアルの通りに行っています。

 

1:妊娠されておられる方
2:授乳されておられる方

の歯科治療は

「新 妊婦・授乳婦の歯科治療と薬物療法」
               <第3版>(2016年)

という本の内容にしたがって、その通りに行っております。
2001年初版、2010年第二版、2016年第三版と
歴史があり、20年以上、読み継がれている本です。

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1:妊娠されておられる方

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問診がとても重要です。

問診でも、お聞きいたしますが、
妊娠の可能性がある場合は、必ず、お申し出下さい。
母子手帳をお持ちの方は提示をお願いすることもあります。

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妊婦さんの歯科治療

原則、応急処置のみですが、
必要な場合は中期のみを選択するとされています。
中期のおおよその目安は、同書では、
妊娠19週から31週とされています。
妊娠中は抜歯は行いません。

 レントゲン撮影

必要がある場合は、十分な説明・納得の上、撮影する場合があります。
腹部を防護エプロンで保護すれば、
赤ちゃんへの影響はほとんどゼロとなります。
できるだけ小さなレントゲンで対応します。

麻酔の安全性

通常、主に使われているいわゆる「キシロカイン」であれば
通常量であれば、お母さん、赤ちゃんへの影響はありません。
局所麻酔にも、大きく2種類ありまして、
シタネスト・オクタプレッシンは使用しません。
(滅多に使う麻酔ではありませんが。)

お薬の投与

抗菌薬としてはセフェム系、ペニシリン系を選択します。
鎮痛剤は、歯科で一般的に使われている
ロキソニン、ボルタレンは使えません。
カロナール(アセトアミノフェン)が安全と言われています。

2:授乳されておられる方

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授乳婦に対する薬物の注意事項は薬剤により様々です。
例えば、ロキソニンは投与しないこと、
カロナール授乳を避けること、とされています。
抗菌薬では、フロモックスが授乳婦に対する注意事項はないので、
当院ではこの抗菌薬を使用しています。
同様に、通常、麻酔に主に使われているいわゆる「キシロカイン」も
注意事項はありませんので、使用可能です。

まとめ

当院では、妊娠中の方、授乳中の方は、
マニュアルにしたがって、
検査・治療を行っておりますので、
ご安心いただけると思います。 

石川県金沢市 おかべ歯科医院
歯科医師・院長:岡部孝一
公益社団法人 日本口腔外科学会 指導医・専門医、医学博士