三叉神経痛と歯の痛み

投稿者 okabeshika on 11月 29, 2020

三叉神経痛と歯の痛み

歯の痛みと、区別がつきにくい時があります.

 

三叉神経痛に関しましては

十数年前に、県中時代に、歯科医院からの紹介で受診され、

脳神経外科で手術を受け、寛解した症例を経験し、

論文を書いたことがあります.

その患者さんは、下あごの、発作的で、激烈な痛みを伴っていて、

食べることも、しゃべることも、ままならない状態でした.

不安で、かなり衰弱も認められていました.

薬物療法も、限界があり、脳神経外科で手術を受けられました.

上小脳動脈という動脈が三叉神経を圧迫しており、

これを解除することにより、疼痛は、完全に消失しました.

 

開業した今でも、年に数人、三叉神経痛かもしれないなという

患者さんは、コンスタントにおられます.

その特徴をかいつまんでお話しします.

 

三叉神経痛の特徴

上あご、下あごの、発作的で、電撃的な激しい痛みを特徴とします.

噛む、顔を洗う、歯磨きなどの軽い刺激で誘発されます.

 専門的には、「トリガーポイント」といいます.

歯痛ではないかと歯科を受診することはまれではありません.

歯が原因かどうかなど、原因を診断することは時に困難です.

鎮痛剤は無効です.

痛くない時は、ぜんぜん痛くありません.

寝ている間は、痛くない場合が多いそうです.

 

心当たりの方は、ご相談下さい.