2019年9月7日放送の
チョイス@病気になったとき
「歯科最新情報1、歯を失ったとき」が
とても充実していたのと、
番組HPでアーカイブされていないので、
ブログで紹介させて下さい.
「・・・」(紫色)は私の意見です.
★は私がとても大切だと思った点です.
参考としていただければ幸いです.
歯を失う原因は
一位:歯周病、二位:むし歯、三位:歯の破折だそうです.
50代後半で失った歯は平均3本だそうです.
抜けたままにしているとどうなるかといいますと、
歯はお互いに力を及ぼしながら並んでいるので、
一本なくなると歯列が乱れます.
1:歯が傾く、2:歯が伸びる、3:向かい側の歯がおりてきます.
伸びてきた歯を治すのは非常に難しいです.
そして
噛み合わせが悪くなり、結果として
1:虫歯、2:歯周病、3:顎関節症になりやすくなります.
「抜けっぱなしにしておくことは、おすすめできません.
何らかの方法で、必ず、補って下さいね.」
歯を失った場合は、
1:部分入れ歯、2:ブリッジ、3:インプラントの
3つがチョイスされます.
それぞれ、メリット、デメリットを見ていきましょう.
1:部分入れ歯
メリット
A:取り外しが楽、
B:費用が安い、
C:治療が短期間
デメリット
a:異物感がある、
b:噛む力が弱い、
c:固定する歯に負担、
d:外れやすい
さらに、
お年寄りだと小さい義歯をのみこんんでしまうリスクがあります.
両隣に歯がなくても大丈夫です.
奥歯が一本抜けた場合、費用は保険、3割負担で1万円弱です.
「もちろん、欠損歯数により、費用はアップします.」
バネの金属を粘膜と同じ色の材料となる
ノンメタルクラスプデンチャーは自費診療です.
入れ歯を作る手順は、
1:型をとる、2:噛み合わせのチェック、
3:試し入れ、4:完成、です.
完成後も何回か調整が必要です.
「当院では型どりは(ある程度の大きい入れ歯の場合)
1:予備の型、2:精密の型どりの2回かかる場合が多いです.」
2:ブリッジ
メリット
A:見た目が良い、
B:違和感が少ない、
C:噛む力が落ちない、
デメリット
a:両隣の歯に負担、
b:汚れがたまり易い(橋渡しの部分の下の面)
「★両隣の歯を、たとえ健全な歯でも、
かなり削らなければなりません.
これが最大の欠点です.」
保険適応だと、素材は金銀パラジウム合金(「当然、銀色です」)、
前歯など、条件があえば一部の歯は硬質レジン(白い材料)を使うこともできます.
「どこまで、白くできるかはケースバイケースです.
第1あるいは2大臼歯(糸切り歯の1つ2つ後ろ)まで
白くできる場合があります.ご相談下さい.」
3割負担で15,000円ほどです.
「もちろん、本数、部位により、金額はアップします.」