なぜブラッシング指導なのか(その1)

投稿者 okabeshika on 8月 12, 2019

なぜ、そもそも、なぜブラッシング指導なのか(その1)

口腔内を清潔にしない限り、ちゃんとした治療は出来ない

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「口腔内を清潔にしない限り、ちゃんとした治療は出来ない.」

「詰めた歯は4,5年で再感染して取れたり痛くなったり次の治療を繰り返す.」

熊谷崇、2016年1月28日放送、カンブリア宮殿より

 

熊谷 崇先生はNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演された

予防歯科の世界的な権威であり、私自身の目標でもあり、お手本でもあります.

 

さて、おかべ歯科医院での治療の手順です.

  1. 先ずは、初期処置(痛いところ、腫れているところ、取れたところ)
  2. そして、歯周病治療、歯石除去(浅いところ→深いところ)
  3. 続いて、ブラッシング指導!
  4. 次に、むし歯の治療(根の治療、削って詰める)
  5. 最後に、補綴治療(かぶせ物、ブリッジ、入れ歯

 

初期処置が終わったら、先ずは、ブラッシング=歯磨きの習得なんです.

(歯磨きって皆さんが思っておられるより、ずっと難しいんですよ・・・、後述)

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歯を磨くということは、歯垢を取り除くことです.

 

歯垢とは、歯くそ、バイ菌の塊そのものです.

歯石とはそれが固まったモノで、

歯石が溜まっている限りその表面を清潔にすることは不可能です.

 

歯垢はA:歯周病の原因 でもあり、

B:虫歯の原因 でもあります.

原因を取り除かないでそれぞれの治療をしても、まさに不完全治療です.

 

なぜか?.高血圧糖尿病をたとえにしてご説明します.

例えば、頭痛がひどいので内科受診したら高血圧と言われました.

普通の手順として、検査して、応急処置後、生活習慣の改善ですよね.

肥満、喫煙、減塩、運動、食事療法などなど.

別に血圧はどうでも良いから頭が痛いのが治ればいいので血圧は放ってほしい」という患者がいたとしたら、まさに本末転倒ですよね.

 

体がだるくて内科受診したら糖尿病だった.これも一緒ですよね.

先ずは、応急処置、各種検査、食事療法、カロリー制限、減量、運動療法からですよね.

よほど重度でない限りいきなりインスリンの投与はないと思います.

糖尿病教育入院っていうのもあるくらいです.

糖尿病はどうでも良いから、だるいのを直してほしい、それだけで十分だ

という患者がいたら、どだい無理な話ですよね.

 

歯科治療も全く同じでなんです!.「生活習慣病」と同じなんです!

 

もちろん痛いところ、腫れているところ、取れたところは最優先で治療しますが、

そのあとは、ブラッシング指導→歯周病治療→むし歯治療→補綴治療が原則です.つづく・・・